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『ただいま それぞれの居場所』と『9月11日』という介護現場の画期的映画を創ってきた大宮浩一監督が、東日本大震災の被災地をスケッチした映画を創った。
被災地のようすを見聞きしておくためだけでなく、この映画は見るべきである。というのも、前2作との共通性があるのである。だから介護関係者ほど見て欲しい。
この映画にあるのは突然圧倒的に非日常な津波に襲われて死と生にさらされた人間の、その無力感と突きぬけた楽天主義のような世界である。それが伝わってくる。
私たちの介護現場は、日常的に生と死にさらされた世界である。その無力感と楽天主義に裏うちされた哲学が2つの映画、特に『9月11日』には表現されていたと思う。
私は試写会に招いてもらって、パンフレット用に短い文章を書いた。おそらく観客はみんな沈黙のまま映画館を出るだろうが、できたらパンフレットを買って拙文を読んでほしい。
●-- 映画『無常素描』公式HP
http://mujosobyo.jp/
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