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4月に入って、NHK教育テレビの「ワンポイント介護」が「三好流」と名付けて毎週放映し始めた。さらに2回にわたって総合テレビの人気番組「ためしてガッテン」が介護を特集した。
1回めには金田由美子さん、2回めには青山幸広さんに福辺節子さんと、私たちの仲間が出演したのは時代が変わったと感じさせた。
なにしろNHKは長い間、”安静強制看護法”を介護だとして教えてきた。その後こんどは”ボディメカニズム”とか”古武術”とかいった、エイヤッと起こしたりする”人を驚かせる方法”を紹介してきた。
これらは新しく見えても、本人はじっとして受身になっているという点では安静法と同じである。
私たちの方法は、老人が自ら動く生理的動作を基本としている点では大きな変化だといえよう。私が新しい介護法を広め始めて25年目にしてやっと旧態依然としたNHKが変わったのだ。
だがやはり無理があるなあ、という印象は歪めない。どうしても、技術という結果だけを教えて、なぜそうなのかまでは伝わらない。なにより、バラエティ番組には介護という世界は向かないことがよく判った。
何でもテレビ界は介護をテーマにするのがブームだそうだ。視聴率がとれるらしい。でも私はせいぜい教育テレビまでにしておこう、と思った。
ブームには乗らない。ブームは自分の作るものだ。
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三好春樹