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『 あれは自分ではなかったか 』 

*** グループホーム虐待致死事件を考える ***



著者◇ 下村恵美子+高口光子+三好春樹

 判型◇ A5/並製・144 頁
 発行◇ ブリコラージュ
 定価◇ 1.200円+税

 発行◇ 2005・08・10
 ISBN 4-88720-481-1

 



介護現場からの反響の大きさ

 この事件がほとんど語られることがない原因は根の深いものです。 ひとつは、世の中の人が老人介護、特に痴呆の老人の介護は大変な仕事なんだから、こんな事件があったって問題にすべきではない、とどこかで考えていることだろうと思います。あんまり責任を追及して 「じゃあお前たちがやってみろ」と言われると困るから、適当でいいじゃないか、と考えているんだろうと思います。

 さらに言うとすると、その深層には、痴呆性老人は生きていても意味のない存在だ、という無意識があると思います。  

 もちろん私たち介護関係者はそんな考えは論外です。なぜなら痴呆性老人に「尊厳死」ではなくて、「尊厳生」をつくり出す方法論をもっているからです。  

市民社会の介護職への奇妙な同情、それは差別と言ってもいいものですが、それに痴呆性老人への無知、偏見が、私たち介護の世界に感染してしまわないために、この事件をちゃんと語らなくてはならない、 私はそう思っています。

「はじめに」(三好春樹)より抜粋

セミナーは、7月1日に東京、15日に大阪で開催されたが、本書には、 東京での内容を加筆・修正のうえ収録しました。


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INDEX

T. 他人ごとやなか・・・

U. リスクは介護現場にある、私自身にある

V. 「家庭的ケア」という幻想

鼎談  介護現場のいま

資料

 

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