よい介護環境づくりとよい介護づくり、
そして腰痛予防体操
介護職や介護者の腰痛は宿命的なものだと思われているようです。かつては「腰を痛めて介護職として一人前」なんて乱暴な言い方さえされていましたし、現在でも疥癬や水虫とならんで介護職の職業病だとされています。しかし、それはまったくの誤解です。
腰痛、特に介護職の腰痛は、介護環境というハードと、どんな介護をしているのかというソフトに大きく関連しています。だからこそ、職員が次々に腰痛症になって辞めていく人が絶えない施設がある一方で、ほとんど腰痛症が出ず職員がほとんど辞めない施設があるのです。
「腰痛予防体操」は個体の問題としてとらえた予防法、対症法のひとつにすぎません。いくら毎朝、全員で体操をくり返しても、その個体が働いている環境と介護そのものを変えなけれ腰痛はなくなりません。 したがって、本書は「腰痛予防体操」の章は最後の章にもっていき
ました。体操だけで腰痛ゼロができると思われては困るからです。
・・・「はじめに」(三好春樹)より抜粋
● INDEX
第1部 介護環境を整える
第2部 介護法を変える
第3部 腰痛予防体操