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教育紙芝居のほんわかたのしい世界(7)

■タイトル
「へっぴり女房」

■作者
文・石山 透
絵・深谷あき
■制作
NHKサービスセンター
■発行
学研
●好感度
○文  
★★★
○絵  
★★★★
○反応 ★★★★ ……小3年
有名な民話が題材になっているが、なんといってもペーパークラフトによる作画が秀逸。ていねいに制作してあるのをみると、コストを度外視した画家の心意気を感じる。それと、画面に上品さがあるので、安心して子供たちに展開できるのがうれしい。
落ちがわかっていても笑える。最近はテレビのお笑い芸人たちの活躍、競争を子供たちもみているので、笑いのハードルは意外に高い。それでも笑ってくれるのは、民族の記憶と風雪に鍛え抜かれた民話の強さだと思う。それというのも、誰もが覚えのあることであり、それが逆に見直されるという話の運びに、みんなほっとする、ということかもしれない。

■タイトル
「だいくとおにろく」
日本昔話より
■作者
文・若林一郎
絵・惣滑谷 章(ぬかりやあきら)
■制作
NHKサービスセンター
■発行
学研
●好感度
○文  
★★★
○絵  
★★★
○反応 ★★★★ ……小3年
絵本もあるし、紙芝居にも別バージョンがある。それほどおなじみの題材。絵は淡彩であっさりと仕上げてある。へなちょこな感じが効果的である。普通にやっても子供たちには受けるけれど、細部をくふうすると思いがけないくらい反応がある。
子鬼たちが森のなかで「目ン玉たべたい」と歌うシーン。かんたんなメロディを作って、子供たちにも歌ってもらった。そこでおおわらい。ここからクライマックスへ。自然の脅威を象徴する鬼の存在に対して、ちっぽけなだいくがとっさの機転で立ち向かう。よく考えると、話は未消化なのだが、おかまいなしに終わっている。子供には気にならない程度のいいかげんさだから、これでいいのだろう。

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