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教育紙芝居のほんわかたのしい世界(1)

■タイトル
「トラゴロウとふしぎなはこ」
■作者
文・小沢 正
絵・おぼまこと
■制作
NHKS・S
■発行
学習研究社

●好感度
○文  

○絵  
★★★
○反応 ★★★★ ……小4年
意外性に満ちているところが子どもたちに大うけする。主人公はものぐさなトラで、猟師なんかはヘとも思っていない。展開はじつにシュールで、こんなわけないだろう、という常識無視の強引さ。そこがまた子どもたちの想像力を刺激するようだ。動物対人間のありきたりな物語りの枠ははるかに越えて、猟師はトラゴロウに食べられてしまうし、いったいなんのためにあれこれ画策したのか、合理的な説明はいっさいない。ナンセンスさで子どもたちのこころをつかむ。


■タイトル
「はかせとロボット」
■作者
原作・星 新一
文・たなべまもる
絵・横川康夫
■制作
NHKS・S
■発行
学習研究社

●好感度
○文 
★★
○絵 
★★★★
○反応 ★★ ……小4年

意外性という意味では「トラゴロウ」に負けていないようだが、ここには原作者の諷刺精神が息づいており、高度な文明批評があることで、その分、ムズカシクなっているのかもしれない。演じる点で、はかせのこっけいさや、ロボットの無機質性が押し出せれば作品にメリハリがでる。中間がダレルので現代風のギャグを交えるのもいいかも。
絵は作品の持ち味を生かして効果的だ。個人的にはたいへん好きな画風である。

(2006.7.4)

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