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メールアドレス、ホームページアドレスが変わりました。修正お願いします。 本号の内容 @ 桐ウインドウズ版発売! A 郵便番号7桁に B あなたもホームページを C マイクロデザイン制作の新刊 あとがき
桐ウインドウズ版発売!
ついに桐のウインドウズ版が発売された。あまりにも長く待たされたので、一時はもう出ないのではないかと思っていた。現行のVer5発売以来すでに三年半の月日が過ぎている。これはパソコンの世界では長くないどころか、業界から忘れ去られるような長期間である。
これまで初期の8年の間に、マイクロデザインで開発したプログラムの8割は桐によるものだった。それまで一般的に使われていたオフコンのプログラムを置き換えて、スピードも速いし、いっそう使いやすくなったと評判もよかったものだった。
しかし、ウインドウズ時代を迎えて、さすがにDOS版の桐で開発というわけには行かなくなってきた。業務の上で十分な機能を実現しているとはいえ、DOSであるがゆえに、他のソフトとの整合性や、ネットワーク機能に限界があるからだ。
というわけで、今年に入ってからの新規開発はすべて「マイクロソフト・アクセス」を使っている。桐の仕事は、これまでのプログラムの修正(消費税、二千年問題など)や追加だけで、新規には採用を勧められないような現状なのだ。
そこへウィンドウズ版の桐の登場である。しかし、結論から言うと、残念ながら桐バージョン6は使えない。なぜなら、プログラム(一括処理)の機能は次のバージョン7に先送りにされたからである。桐を会話型だけで使っている会社は少ない。業務の合理化のためになんらかの一括処理機能を導入しているはずである。そのプロクラムが無駄になってしまう。ウインドウズへの移行は、来年の六月に予定されているバージョン7を待つしかない。とはいえ、桐を主に会話型で使用しているところでは、システム・フォントの利用やネットワーク上のプリンタでの印刷、他の業務ソフトとの違和感のない連携など、メリットは多い。何よりこれまでのデータがそのまま有効に利用できるのがよい。桐もウインドウズ時代をかろうじて生き延びるようだ。
アクセスを使った感想であるが、高速で堅牢、機能も高いという印象である。しかし使いこなすのは難しく、特にプログラム作成は専門家でなければ無理だろう。桐に慣れた頭をアクセスに切り替えるのに半年かかったが、近頃ようやく桐でできることは全部アクセスでできる(ただし実現方法の見かけがぜんぜん違う)と言える自信ができたところである。LANやインターネットへの対応も万全で、ここまで来ると桐はかなわない。何年も遅れを取っている。
郵便番号7桁に
来年2月から郵便番号が7桁になる。配られた「新郵便番号簿」を見て頭を痛めている人も多いと思う。二千件の顧客名簿を持っているとして、一件一件手で「ぽすたるガイド」を引いていたらどれだけかかるかわからない。ためしに、一件引くのに平均三分かかるとして(こんな細かい名簿を引くのにも飽きないとして)、毎日7時間めげずに作業を続けて、単純に計算して二週間かかる計算になる。
こういう作業こそコンピュータの出番であろう。
マイクロデザインでも、5桁の郵便番号を7桁に付け替えるというプログラムを開発したので、顧客名簿などのデータファイルをフロッピーに入れて郵送してくれれば(電子メールでも可)、郵便番号を付け替えて送り返すというサービスをやります(一件十円)。
あなたもホームページを
インターネットのホームページを作りたい、あるいはもう作ったという話題が身の回りでも多くなってきた。その特徴・利点をまとめると次のようになるかな。
@世界中に情報を発信できる。地球上の裏側からあなたの(あるいは企業の)ホームページを見るのに一秒かからない。(コンピュータ同士がインターネットでつながっているから)
Aホームページを見るだけではなく、書き込みもできる。つまり、コミュニケーションが一方通行でない。仲間や同窓会の連絡や、企業だと消費者の意見を集める、あるいは注文を受けるというような例が考えられる。(活用の仕方はアイデア次第)
B文字だけの情報ではない。(つまりマルチメディア)。絵、写真、イラスト、アニメーション、音楽、ビデオなんでもOK。表現の幅が広く、いろんな人がいろんな芸を生かして参加できる。
Cそして、これが大事な点なのだが、安くて簡単であるということ。情報獲得、通信にかかるコストが限りなくゼロに近い。「本当に二時間ほど講義すれば、ほとんどコンピュータを知らない人でも、インターネットのプログラムを書くことができるようになります。」(村井純『インターネット』岩波新書)。このことがインターネットの爆発的普及を技術的に支えた要因であると同時に、その根底にある哲学であるという。
要約すると、インターネットは、「速い」「安い」「便利」「面白い」「誰でも参加できる」という、まるで牛丼のように手軽なものだということだ。
あなたも今世紀中にホームページを開いてみませんか。
マイクロデザインでは、ホームページ作成をお手伝いします。
くわしくは、マイクロデザインネットワーク・ホームページへ <www.mdn.ne.jp>
マイクロデザイン制作の本
「鬼虫とりの日々」 塚原由紀夫 短編小説集
(ばるん舎刊、定価千円)
「鬼虫」とはクワガタムシのことである。なかでもミヤマクワガタは現在でも大変珍しく貴重なものであるが、作中に描かれた少年たちの時代(一九五〇年代)にも大変な宝物であった。そのクワガタムシをめぐる少年たちの一夏のエピソードを描いている。
当時としてもけっして恵まれていない、というよりもかなり悲惨ともいえる境遇なのだが、その状況がたんたと語られながら、少年たちの意気揚々とした明るさ、冒険心がみずみずしく描かれ、読後感はさわやかである。
二作目は中編「こめかみに穿たれた二つのホールからの報告」。一作目とも重なる主人公のその後が、もっと文学的に複雑な構成で描かれる。仕事中に過労死ともいえる突然死した主人公の残された手記と、主人公の高校以来の友人である「ぼく」が語る、主人公についての思い出、エピソードが交互に語られて、小説は進行する。
「<二つのホール>とは、今年六十歳になる彼の父親が二十六年前、措置入院されていた精神病院で受けた前頭葉白質切載手術いわゆるロボトミー手術の、今日まで明晰な痕跡のこと」であるという。主人公関谷の手記はこのロボトミー手術から書き出される。
「『破戒』の主人公のように決っして口外してはならぬ秘事」と感じていた関谷の高校時代のエピソード。それらのどちらかといえば暗いエピソードの数々が、文学的にはむしろ昇華され、事実が事実として見据えられ乗り越えられている。このあたりが、この小説が文学作品として成功している理由だろう。
他に、女性活動家との二十年後の再会を描いて感動的な「落葉の朝に」、ついに自殺にまで追い込まれずにいられなかった母子家庭の悲惨を描く「初冬の暗黒」、不登校の少年テツヤを描いた好短編「空中サーカスのピエロたち」を含む全六編の短編集。
あとがき
▽今号のニュースは、松風で入力し(あのワープロ松のウインドウズ版が出たのです)、ページメーカーで編集した。タックシール印刷はマイクロソフト・アクセス。▽松風は起動が速く、動作も軽快そのもの。文章の作成には最高の環境である。ただし、凝った印刷、きれいな印刷はできない。逆に機能がシンプルなので、迷わずに誰でも使えるワープロになっている。一太郎やワードを使いこなすには百科事典みたいな厚さの解説書が手離せないが、松風はまったくマニュアルなしで使える。しかも、なんとうれしいことにタダである。